背表紙  lyric/music : 中田‪凱也‬

探していた本 見つからないまま   

3巻も進んでたあのコミック   

きみの分針が刻む時は   

何かを剥がし続けている  

空洞になった6畳半   

床に散らかった私   

  

片付くたび狭くなっていって   

いつの間にかきみの中   

出られなくなっていたよ   

毎朝きこえてくる電気ポッド   

何よりも心地よかった   

もうどうしようもないの 

  

どこに帰ればいい   

どこに帰ればいいんだ   

どこに帰ればいい   

もうどんな背表紙か忘れたよ 

  

最後のゴミ捨て   

散らばったビーズ   

雨に変わって降ってきた   

塵と一緒に掃除をした   

響きひび割れたドアのおと   

少し背が高くなったのは   

きいろいスニーカーのせい   

  

わかんないブランド   

わかんないモデル   

わかんない音楽   

あの嬉しそうな眼がみたい   

幼さとズルさに気付いたときには   

もう遅かったの   

今は何を見ているの   

  

どこに帰ればいい   

どこに帰ればいいんだ   

どこに帰ればいい   

もうどんな背表紙か忘れたよ   

どこに返せばいい   

どこに返せばいいんだ   

どこに返せばいい   

きみからもらった全部を